帯状疱疹(たいじょうほうしん)とは??
50歳以上に発症しやすい帯状疱疹についてまとめました!
20代でもストレスなどで発症する場合もあります💦
子どもが感染しやすい「水ぼうそう」が原因!
帯状疱疹は、「水痘・帯状疱疹ウイルス」によって起こります。
子どもが感染しやすい「水ぼうそう」にかかったことのある人なら、誰でも帯状疱疹になる可能性があります。
身体の中に潜んでいたヘルペスウイルスの一種である「水痘・帯状疱疹ウイルス」が、加齢・ストレス・疲労・病後などによる免疫力の低下によって活発化し、発症する症状です。
・80歳までに約3人に1人が発症すると言われています。
・高齢化により、今後ますます発症者が増加すると見込まれています。
症状について
帯状疱疹の特徴として、一般的に身体の片側のみに出現することが挙げられます。
【初期症状】痛み・灼熱感
【約1週間経過】赤い斑点の上に水ぶくれが出現
【約2~3週間】かさぶたになり、治癒する
発症部位としては上半身が多いですが、顔面や頭部など、日常生活に支障をきたしやすい部位への発症も多く見られます。
治療が遅れたり、治療をしなかったりして放置すると…
帯状疱疹を放置したり、治療が遅れた場合、以下のような合併症・後遺症が発生する可能性があります。
●視力低下
●失明
●難聴
●耳鳴り
●顔面神経麻痺
●めまい
●頭痛
●発熱
●帯状疱疹後神経痛(50歳以上の約2割に残る)
→一般的には皮膚症状とともに痛みもおさまる(約1ヶ月)のに対し、発症後3~6ヶ月以上、場合によっては年単位で痛みが持続します。軽く触れただけで痛みを感じ、日常生活に影響が出ることがあります。
帯状疱疹の感染について
帯状疱疹は、他人に感染することはありません。
しかし、帯状疱疹の患者さんから、水ぼうそうにかかったことの無い乳幼児などに、水ぼうそうとしてうつる場合がありますので注意が必要です。
治療と予防について
【治療】
●塗り薬:皮膚の症状や痛みを抑えます
●抗ウイルス薬:ウイルスの増殖を抑えます
●鎮痛薬:痛みを抑えます
【予防】
現在は50歳以上に限られますが、予防としてワクチンの接種があります
●生ワクチン:弱毒化された生きたウイルスが含まれます
●不活化ワクチン:ウイルスの感染性を持たない部分だけが含まれます
日頃から適度な運動や睡眠を心がけてストレスを減らし、免疫力を低下させないことが大切です!
帯状疱疹でお悩みの方は放置せず、お気軽に当クリニックへお問合せ下さい。