運動器検診でひっかかることが多いのが【側弯症(そくわんしょう)】
運動器検診後に学校から『要受診』『(体の部位)の異常疑い』といった用紙がかえってくることがあります
とくに多いのが『脊柱(背骨)の異常』『側弯症疑い』です
側弯症は背骨が横に曲がる病気ですが、症状がほとんどないため自分では気付きにくいです
特発性側弯症とは?
特発性側弯症は研究が進められているものの、未だ原因がわかっていません
患者さんやご家族からは
◯スポーツが悪いのか?続けていいのか?
◯普段の姿勢が悪いから?
◯荷物の持ち方が偏っているから?
という質問を受けることが多いですが、これらは特発性側弯症の原因ではないとされています
進行するかどうかも不明ですので、早めに発見して経過観察を行い進行した場合はすぐに治療を開始できることが大事ですが自覚症状はほとんどないため自分で気付きにくいです
特発性側弯症の治療方法について
側弯症は重症度によって治療が異なります!
定期的なレントゲン検査で弯曲の状態を確認し、進行が見られれば装具や手術といった治療を行うのが一般的です
側弯症が軽度の場合は「半年後、一年後にまた来院してください」と言われることが多く、そのまま来院しなくなるケースもあります
進行がなければ良いのですが、数年後に来院してかなり悪化していたということもあります。
側弯症の具合を家庭でチェックする方法!
今回は側弯症を家庭でチェックする方法を紹介します!
特に画像右側は病院や検診でも行われるものです
しっかり両手と両足を揃えてまっすぐ前に体を倒していくのがポイントです!
また入浴や着替えの時に鏡の前で肩や腰の高さが左右同じかどうかも見てみるのもひとつです
肩の高さは普段の姿勢やスポーツによる癖などでも影響を受けるので、気になったら場合は前屈のチェックも一緒にやってみてください
チェックしてみたら気になるところがあった運動器検診でひっかかった学校から要受診の用紙をもらったという場合は整形外科を受診しましょう